較正

最高較正基準

Gentec-EOでは、当社の事業の核心を、50年以上にわたり、精度をお届けすることと理解してきました。妥協はいっさいありません。精度を極めなければ目標は達成されません。

これが、当社のお客様にとって一番重要な「厳密性」を、当社がその価値の一つにおいている所以です。

GENTEC-EOの特徴

ゴールド較正基準

当社ではゴールド較正基準のみを採用し、お客様に可能な限り低い較正不確実性を保証しています。

NIST追跡可能性

当社のPersonnal Wavelength CorrectionTM (PWC) データにより、ディテクタ全域にわたり、NISTおよび/またはNRCトレーサビリティを適用しています。

実証された統計的計算プロセス

当社の不確定値は実証済みの統計的計算プロセスにもとづいています。

50パラメータを収集・記録

当社が較正するどのディテクタにも、当社の品質システムにて50のパラメータが収集、記録されています。

最大3回の点検

較正参照値は各較正プロセスにおいて2~3回確認が行われます。

総合正確性

これらのステップのすべてが、お客様のディテクタの総合正確性に寄与しています。

較正プロセス

定義によれば較正とは、等級または正確性として知られる、いわゆる「ゴールド基準」と、これに相当するほかの測定との間の比較です。

較正プロセスには、正確な管理に必要となる4つの重要なステップがあります:

1 - 比較プロセス

較正プロセスの最初のステップは、既知の追跡可能な基準との比較です。Gentec-EOでは、ほかの競合他社とは異なり、シルバー構成基準ではなく、必ずこのゴールド基準を採用しています。

比較プロセスにおけるこの特別な慎重さは、数十年に及ぶレーザー測定事業の経験から来るものです。

2 - ゴールド基準

Gentec-EOのゴールドレーザー出力ディテクタヘッドは、お客様のディテクタヘッドの較正に使用する各種レーザーに応じて、各種波長でNIST標準熱量計と比較されます。レーザービームの公称直径はディテクタに合わせ、ディテクタの吸収表面が中心となります。

テスト機器に作用するレーザーエネルギーは、NIST標準熱量計と較正済ビームスプリッタを同時に使用して測定されます。ビームスプリッタ比率はNIST標準熱量計を使用して測定します。測定実施前に、テスト機器は実験室環境で均衡状態に達することが認められています。

較正係数は機器出力表示値を算出された平均入射レーザー出力で割ることで算出できます。計算はNIST標準熱量計の出力表示値にもとづいて行われます。

3 - 不確実性計算

Gentec-EOでは、お客様に最低不確実性値をもたらすという以上の、市場で最も優れた不確実性を提供しています。これらの計算は、NIST技術注記1297に記述されているものを含む、既知の統計的計算基準にも従う必要があります。

あまり知られていませんが、もう一つの検証すべき重要なパラメータは信頼水準です。Gentec-EOでは95%という非常に高い信頼水準を採用しています。較正プロセスのほかのステップと同様、当社の不確実性計算も綿密に行われます。

当社はお客様に最も低い数値をもたらすことよりも、その意義がなんであれ、可能な限り最高の信頼を伴う正味値をお届けすることを目標としています。

4 - 認証

Gentec-EOが長年にわたって使用する独自の管理品質システムが、この度ISO/IEC 17025:2017で正式認可を受けました。

品質システム認証プロセスに加え、最も重要なポイントは、各種のステップおよびパラメータを厳密に管理し、毎日正確な較正をもたらすことです。

現状

電気機器

当社の電気機器はすべて認定較正業者によって較正されています。較正の時点で、較正に使用する機器がすべての公開仕様を満たしている、またはそれ以上であること、さらに、NIST追跡可能な較正基準および/またはその他の既知の国際基準を使用して較正がなされていることを認証します。実験室の電気的および物理的特性は大気温度、相対湿度、清浄度において最高要件を満たしています。使用する装置はISO 9001:2015およびISO/IEC 17025:2017の要件を満たす手順により維持されています。

GENTEC-EOのディテクタ較正

すべてのディテクタはそれぞれ個別にNIST基準追跡可能な最高精度で較正されます。各種波長で安定したレーザー源が当社の較正プロセスで使用されています。

不確実性

当社で非常によくある誤解は、較正不確実性の絶対値です。この値は、プロセスに存在するあらゆる不確実性の源を考慮する、複合的な統計方式を使用して示されていることにご留意ください。下図1はこれらのステップ、またそれに対応する不確実性値への寄与を示しています。ご覧のとおり、メーカー自身はこれらの源の一つにすぎません。

較正波長

全ての波長はNIST較正が可能であるという誤解もみられます。NISTは157 nm(F2エキシマレーザー)~10.6 μm(CO2レーザー)の明確な波長に関してのみ参照を示します。この範囲内のその他の波長、またはこの範囲外の波長は付加的エラーの対象となります。

NIST較正波長の詳細についてはウェブサイトをご覧ください:https://www.nist.gov/calibrations

個別波長修正認証

NIST参照との偏差を埋めるため、Gentec-EOでは、250 nm~2.5 µmの、NIST追跡可能な唯一の較正ステップ(nm単位)を提供しています。当社はNIST追跡可能な分光光度計にもとづく独自の設定を使用して、これを実現しています。このように、標準値ではなく、当社ではNIST追跡可能較正をお客様にお届けしています。その結果、300~2200 nmのスペクトルにおいて、本来の較正精度との誤差±1%以下の包括的な精度を保証しています。

Gentec-EOディテクタにはすべて、それぞれ個別波長修正認証が添付されています。修正係数はお客様のディテクタでなされた測定にもとづいています。これらは同等製品の一般的な吸収材曲線や、基本的な反応にもとづくものではありません。つまり、市場で最も優れた波長修正ツールをご利用いただけることになります。このデータはお客様のGentec-EOディテクタのSmart Interfaceに保存され、モニターで波長を選択するだけで、市場で最も精密なレーザー測定を得ることができます。

条件

正確性

測定の正確性は測定結果と正味値の一致性として定義されます。

繰り返し性

繰り返し性は同じ条件下の測定における連続する測定結果の一致性です。

不確実性

不確実性は結果の「適合度」の測定です。不確実性の定義および概念は、測定の最終結果に対する量的特質で、体系的および無作為な構成要素の既知の入力量がすべて考慮されます。

再現性

再現性は測定条件を変更して行われた連続する測定結果の一致性です。これは「再現性条件下での精度」とも定義されます。

精度

測定精度は、規定条件下で得られた個別試験結果の一致性として定義されます。

エラー

測定におけるエラーは測定結果と正味値の偏差です。

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お客様の用途にあった最適なレーザー出力またはエネルギーディテクタの選択を当社がお手伝いいたします。  お客様のレーザーに関する3つの簡単な質問にお答えください。

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