QS9-H

P/N 201667

金属コーティング処理を施した離散焦電センサ。高い平均出力。

    • 2 mm Ø
    • 3 mm Ø
    • 5 mm Ø
    • 9 mm Ø
    • 低ノイズ
    • 高速応答
    • 離散
    • ハイブリッド
QS9-H

Traceable calibration:

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プロダクトファミリーの主な特長

幅広いスペクトルレスポンス

0.1から1000µmまで

製品の4家族間の選択:

  • QS-L:分離焦電ディテクタ、低ノイズレベル
  • QS-H:分離焦電ディテクタ、高平均出力
  • QS-IF:ハイブリッド焦電ディテクタ、電流モード、高速レスポンス
  • QS-IL:ハイブリッド焦電ディテクタ、電力モード、低ノイズレベル

組み込みやすいフォーマット

TO5とTO8パッケージがQS-Lディテクタを小型にし、既存のシステムに組み入れやすく

広範囲センサー

直径5 mmと9 mmの 焦電式センサーで光学的配列をより簡単に

オプションのIRウィンドウ

  • クオーツ:0.2 – 3.5 µm
  • フッ化バリウム:0.2 – 17.5 µm
  • サファイア:0.1 – 7.0 µm
  • シリコン:1.2 – 9.0 µmと22 – 100 µm
  • ARゲルマニウム:1.8 – 23 µm (10.6 µm ピーク)

測定性能

  • 最大平均出力(連続)

    500 mW
  • スペクトル領域

    0.1 - 1000 μm
  • 電流応答性

    0.25 μA/W
  • 熱周波数

    5 Hz
  • 温度係数

    0.2 %/°C

物理的特徴

  • 開口直径

    9 mm
  • 吸収材

    MT
  • 寸法

    15.2Ø x 6.4D mm
  • 重量

    0.0015 kg
  • パッケージ

    TO8

焦電熱ディテクタ

当社の焦熱ディテクタ製品は差動式のサーマルディテクタで、照射源にさらされると温度変化率に正比例する出力電流を生成します。AC電流、コンデンサ、抵抗器とするのがより適切な表現でしょう。この出力電流は「I = p(T)·A·dT/dt」の方程式に基づいています。ここで、I は電流、p(T) は焦電係数、A は前面電極によって定義される領域、dT/dt は焦電クリスタルの温度変化率を示します。他の赤外線ディテクタと比べて、室温作動、広範囲の分光感度、高感度(D*)、高速応答(50Ωまで1ナノ秒以下)などの利点があります。

QS-LおよびQS-H分離焦電ディテクタ

当社の受動型分離焦電ディテクタは直径1mmから9mmまでの範囲で、高感度または高平均出力の2つの構成で提供されています。当社独自の金属コーティング(MT)で覆われた検出素子を搭載するこれら焦電ディテクタは、TO-5またはTO-8の小型パッケージに封止されています。左の図は、QS-LおよびQS-Hにおけるピン配列を示したものです。当社独自のオーガニックブラックコーティング(BL)が光吸収を高め、分光感度の均一化を促します。また、TOパッケージに付属可能な永久型赤外線ウインドウも数多く取り揃えております。分離焦電ディテクタは、パルスレーザー用途に最適なソリューションです。

QS-VL電圧モード ハイブリッド焦電ディテクタ

当社の焦電ディテクタは高インピーダンス(>1013Ω)センサーで、最高感度(高D*)に達するためにはインピーダンス変換回路内で使用する必要があります。当社のQS-VLシリーズ製品は、ソースフォロア回路に低雑音レベルの電界効果トランジスタ(FET)と結合した焦電素子が含まれており、TO-5またはTO-8の小型パッケージに封止されています。左の図は、このシリーズに対応する回路およびピン配列を示したものです。また、直径1mmから9mmのサイズでもご利用いただけます。これらのモデルは、広帯域赤外放射計、光高温計、フーリエ変換赤外分光光度計などの機器での使用に最適です。

QS-IF/QS-IL電流モード ハイブリッド焦電ディテクタ

これらの検出器は高ゲイン(>105 V/W)、高帯域幅(>10 MHz)を提供します。この構成では、ディテクタの検出素子が低雑音レベル演算増幅器と組み合わされています。QS-ILモデルは低-中周波、QS-IFモデルは中-高周波で優れた性能を発揮するよう設計されており、非常に使いやすいのが特徴です。帯域幅を調整するには、演算増幅器に10Vから15Vの電源を供給し、必要に応じて外付け抵抗器を付属するだけ。nJからmJ、nWからWまで、パルス光源、変調光源、チョッパー処理光源の測定が可能になります。当シリーズは、様々な広帯域分析機器やレーザー測定装置にも完璧に対応します。

周波数に対する電圧出力

当社のQS-VL/QS-ILハイブリッドディテクタは、低周波数で最大の電圧出力を得られる設計で、100GΩから300GΩまでの負荷抵抗器と帰還抵抗器が含まれています。さらに、“外部抵抗器”を付加して出力を下げ、帯域幅を増やすことが可能な8ピンTOパッケージに封止されています。左の回路図は、外部抵抗器とコンデンサを使用したQS5-IL ディテクタ(当社独自のMTコーティング)の典型的な接続例を示したものです。一方、QS-IFシリーズは、高帯域幅での使用を目的とした設計で、100MΩの帰還抵抗器を搭載しています。検出回路設計に関する技術的アシスタンスについては、以下までお問い合わせください:info@gentec-eo.com。

電力測定モードでの動作

当社のQS-ILハイブリッドディテクタを使用してCW電源あるいは高反復率電源(準CW)の電力(単位:ワット)を測定する場合、オプティカルチョッパーを使う必要があります。左のグラフは、当社のQS-I-TESTテストボックスで使用した場合のQS5-ILの典型的な電圧出力を示したものです。ここで、電圧出力がほぼ「矩形波」で、立ち上がり時間と立ち下がり時間が回路のRC時定数によって決まることにご注意ください。光強度はピーク電圧から基線電圧を差し引いた結果に正比例しています。当社によるこれらの機器の校正作業はこのモードで行われます。

エネルギー測定モードでの動作

当社の焦電ディテクタは、nJからmJまで、全領域にわたるパルスレーザーの性能を測定する場合に最適です! 左のグラフは、当社の積算ジュールメーター設定のQS-I-TESTで使用した場合のQS9-ILの典型的な出力を示したものです。積分回路用に選択されたRC時定数によって急速にピークに達し、その後ゆっくりと低下しているのがわかります。この構成では、パルスの絶対エネルギー、反復率、およびパルス間安定性を測定することが可能です。光源の最大パルス幅は選択したRC時定数によって決まり、パルス幅はどれほど短くてもかまいません!

幅広い分光感度

当社の焦電熱ディテクタは、光導電型ディテクタや光起電型ディテクタとは異なり、電磁スペクトルのほんの一部に限定されるわけではありません。0.1μmから3000μmまでの広域スペクトル(極端紫外波長、遠赤外波長、テラヘルツ波)の測定が可能です。当社独自のコーティングまたは焦電結晶によって吸収された照射光はすべて測定可能な信号になります。左の2つのグラフは、MTコーティングおよびBLコーティングを施したディテクタの相対分光感度を示したものです。NISTトレーサブル校正により立証されたこれら吸収曲線の一部分は0.25μmから15μmまでに及んでいます。現在、15μmを超える測定についてトレーサビリティが確保される光学測定基準はありません。

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